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  • 社会

60~80年代の台湾商業映画13本、パリで上映 映画と歴史の歩み伝える

2019/04/13 11:20
台湾語映画「地獄新娘」(1965年)の劇中写真=国家映画センター提供

台湾語映画「地獄新娘」(1965年)の劇中写真=国家映画センター提供

(台北 13日 中央社)1960~80年代に製作された台湾商業映画13本を上映するイベントがパリのシネマテーク・フランセーズで17日から来月2日まで開催される。国家映画センター(国家電影中心)と文化部(文化省)駐仏台湾文化センターが企画した。映画センターは、映画史の角度から台湾の映画と歴史の歩みを伝えたいとしている。

13本のうち、パン・レイ(潘塁)監督の中国語映画「台風」(1962年)とシン・チー(辛奇)監督の台湾語映画「地獄新娘」(1965年)の2本はデジタル修復版が世界初上映となる。修復は映画センターが手がけた。映画センターの陳斌全執行長(CEO)は、デジタル修復版の初上映の地をパリに選ぶことで、同センターとシネマテーク・フランセーズの連携を深化させ、台湾とフランスの文化交流を推進させたいと期待を寄せる。

イベントは「台湾『悪』映画」と題して開かれる。企画に協力したシネマテーク・フランセーズの研究者は、1960年代以降の台湾語映画の物語には荒唐無稽の美学があり、主人公は反逆をやめることがないと説明した上で、正道からそれる女性の登場人物も多く、儒教の男尊女卑思想を強固にする中国語の国策映画への反抗をほのめかしていたようだと指摘。台湾語映画には、後に登場する「台湾ニューシネマ」の特徴の影が垣間見られ、ニューシネマへの流れを醸成しつつあったとの見解を示した。

(洪健倫/編集:名切千絵)


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