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  • 社会

台湾生まれの日本人女性、かつて暮らした官舎を再訪 父親の面影尋ねる

2019/03/08 18:46
父親と暮らした家を再訪した日本人女性(手前右から5人目)や女性の家族ら=南郭郡守官舎のフェイスブックから

父親と暮らした家を再訪した日本人女性(手前右から5人目)や女性の家族ら=南郭郡守官舎のフェイスブックから

(彰化 8日 中央社)日本統治下の台湾で生まれた日本人である「湾生」の女性が3日、かつて父親と暮らした中部・彰化市の家を再訪した。建物が良好な状態で保存されているのを見た女性は「感動した」と語り、台湾での思い出がよみがえると喜んだ。

女性が尋ねたのは、台湾鉄道(台鉄)彰化駅から直線距離で約1.2キロほどの場所にある「南郭宿舎」の1棟。同地一帯は1920年に台中州彰化郡南郭と区分され、郡守(郡の首長)らのための官舎が16棟建てられた。建物は老朽化しているものの、地元では修復、活用に向けた取り組みが進められ、昨年にはこのうちの2棟が県の古跡に登録されたほか、別の2棟も地元文化の発信地に生まれ変わった。

女性を案内した地元の小学校教諭によると、女性の父親は1934年に彰化郡守に就任し、官舎に入居。同年に生まれた女性にとって、南郭は出生地となる。家族は台湾に4年間滞在し、このうち2年間を彰化で過ごした。当時幼かった女性は官舎についての記憶は薄いものの、家の住所だけは引き揚げ後も大切に残していた。つてを頼って南郭宿舎として現存していることを確認できたため、再訪を決めたという。

(呉哲豪/編集:塚越西穂)


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