Menu 戻る
  • 社会

スキーで南極点到達成功 台湾の遠征隊が帰国 有名ランナーや俳優参加

2019/01/08 19:34
クロスカントリースキーによる南極点到達に成功した(左から2人目)陳彦博さん、アルバート・リュウさん、ヨウションさんら

クロスカントリースキーによる南極点到達に成功した(左から2人目)陳彦博さん、アルバート・リュウさん、ヨウションさんら

(桃園空港 8日 中央社)クロスカントリースキーによる南極点到達に成功したウルトラランナーの陳彦博さんや俳優のヨウション(宥勝)さんら遠征隊メンバー6人が8日、桃園国際空港に到着し、約100人に上るファンに出迎えられた。陳さんは「この経験は忘れられないものになると思う」と達成感に満ちた笑顔を見せた。

南極点への挑戦は、若者の夢実現を支援する「橘子関懐基金会」が立ち上げたプロジェクトにより行われた。同基金会は、オンラインゲームを開発、運営するガマニアグループ(橘子集団)が社会貢献活動の一環として設立した団体で、プロジェクトでは同グループ創業者のアルバート・リュウ(劉柏園)執行長(CEO)が遠征隊隊長を務めた。同基金会によれば、クロスカントリースキーでの南極点到達は台湾史上初。大きな夢を抱き、夢に向けて冒険する心を若者に伝えたいとしている。

参加したのは劉CEO、陳さん、ヨウションさんに加え、20歳の男女2人、記録映像の撮影を担当した映画監督のヤン・リーチョウ(楊力州)さん。

基金会によれば、一行は昨年11月13日に台湾を出発。当初の計画では海岸沿いを進む全長660キロのコースを予定していたが、連日の暴風雪でスケジュールが遅れ、天候や物資を考慮した結果、難易度が高い高原を進むコースに挑戦することになった。一行は南緯87度、標高2545メートル地点から出発。氷点下30度で猛吹雪に見舞われる過酷な環境の中、350キロを1カ月近くかけて走破し、チリ時間12月22日午後6時に挑戦を成功させた。メンバーは途中、低体温症や凍傷に陥っていたという。

これまで世界各地のレースに参加してきた陳さんは、今回の挑戦での過酷な環境に「自分の士気まで影響を受けた」と振り返る。メンバーが互いに学び合うことで困難を乗り越えたと明かし、「一人だったらもしかするともっと速く走れたかもしれない。でも仲間がいたからこそ長く走れた」と語った。

空港で開かれた記者会見では、メンバーに台湾名物のフライドチキン(鶏排)とタピオカミルクティーが振る舞われた。

(邱俊欽/編集:名切千絵)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on Google+  Share on LINE
Top