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  • 社会

日本人建築士、台湾の日本統治時代の建物に魅せられ本を出版

2018/12/29 14:14
台湾の日本式建築を紹介する本を出版する渡邉義孝さん(右から2人目)=本人提供

台湾の日本式建築を紹介する本を出版する渡邉義孝さん(右から2人目)=本人提供

(台北 29日 中央社)台湾に残る日本統治時代の建物に魅せられた日本人建築士、渡邉義孝さん(52)が、手書きのイラストやエッセーでその特徴を分析、紹介する書籍「台湾日式建築紀行」が来月台湾で出版される。

建築士でありながら、現代風の大型建築にはあまり興味をそそられないという渡邉さん。古い建物の考察やリフォームを好んで手掛ける。台湾に関心を持つようになったきっかけは、2011年に、東アジア日式住宅研究会という団体の一員としてフィールドワークのために訪台したことだった。日本統治時代の近代建築は韓国や中国にも存在する。だが、国を挙げて文化財として保存、再利用する台湾の積極的な取り組みに感銘を受け、それからは何度も台湾に足を運ぶようになった。

同書は、古い駅舎や郵便局、民家など60カ所余りを訪れた際に残したイラストや旅行記などがまとめられているほか、台湾の日本式建築についての解説や日本との違いなども紹介される。見たものや感じたことをこまめにノートに書き留めることには、建物の特徴や技術を記録することと、歴史の明暗両面を含むさまざまな物語を残すという意味があるという。台湾博物館(台北市)のキュレーター、凌宗魁氏は同書への寄稿で、渡邉さんの日本式建築に対する探究心は台湾の多くの学者も及ばないと称賛している。

渡邉さんには「風をたべた日々~アジア横断旅日記」などの著書があるが、台湾での出版は初めて。

(魏紜鈴/編集:塚越西穂)


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