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第1原発の1号機が廃炉へ、台湾初 作業に懸念も

2018/12/05 20:05
台湾電力第1原子力発電所

台湾電力第1原子力発電所

(台北 5日 中央社)北部・新北市の台湾電力第1原子力発電所の1号機が5日、商業運転の許可期限を迎えた。同機は6日、正式に廃炉となる。台湾で原発が廃炉されるのは初めて。だが、廃炉作業に懸念の声が上がっている。同所の蔡正益所長は、前例がないことに触れた上で「1号機が廃炉となっても、不安は残る」と心情を吐露した。

計画では廃炉作業は今後25年間、4段階に分けて行われることになっている。だが使用済み核燃料の貯蔵施設は、新北市政府の使用許可が未だ下りておらず、最終処分場の場所は地元民の反対などにより決定に至っていない。

蔡英文政権は2025年までの脱原発を目指していたが、11月24日の国民投票で「原発の運転を2025年までに全て停止する」と定めた電気事業法の条文の廃止の賛否が問われ、賛成多数で成立。条文の廃止が決まった。

政府は国民投票の結果を受け、脱原発に期限は設けないとした上で、再生可能エネルギーの開発に引き続き取り組む姿勢を示している。

台湾には計6基の原子炉があり、現在稼働しているのは第2原発2号機と第3原発1、2号機の計3基のみ。行政院(内閣)原子力委員会によると、現在、運転期間の延長が可能なのは第3原発のみで、それを望む場合、来年7月までに関連書類の提出が必要だという。

(廖禹揚、蔡ホウ敏/編集:楊千慧)


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