Menu 戻る
  • 社会

離島・金門に残る1920年代の町並み、修復・活用へ/台湾

2018/11/28 18:01
金門の模範街にはためく中華民国国旗と中国の五星紅旗=資料写真

金門の模範街にはためく中華民国国旗と中国の五星紅旗=資料写真

(金門 28日 中央社)金門県政府は26日、1920年代にできた古い町並みが残る観光名所「模範街」の修復工事を22日に業者に発注したと発表した。工期は約1年の見通し。同県文化局の呂坤和局長は、昔ながらの風情を再現できると喜び、修復・活用への期待を示した。

模範街は1925年に完成した全長約75メートルの商店街。T字型に交わる2本の通りに赤れんがの洋風建築が40軒並ぶ。建設の提案者の一人だった当時の金門県商工会議所の傅錫キ会頭によって、整然で美しい街路が将来の町づくりの手本になるという期待を込めて「模範街」と命名された。近隣住民の生活を支える場として1960年代に最盛期を迎えたが、80~90年代ごろには不況のあおりを受けて空家が目立つようになった。(キ=王へんに其)

県文化局によると、金門地区の古い町並みの中で現在も全範囲が残り、現役で利用されているのはここ1カ所のみ。近年は観光地化が進み、特に中国人観光客に人気が高い。元旦や中国の大型連休などには道の両側に中華民国の国旗と中国の五星紅旗が同時にはためく奇観が見られ、話題を集めている。

模範街の建築物は2003年に歴史的建造物に指定された私有文化財。老朽化した家屋の所有者は2011年から修復を目指してきたが、補助金や法律問題などをめぐって難航。2014年に文化部(文化省)文化資産局の協力を得てついに実現の見通しが立ち、必要な手続きなどが進められていた。

(黄慧敏/編集:塚越西穂)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on Google+  Share on LINE
Top