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五輪名義めぐる国民投票に反対 選手ら訴え「出場の機会を」/台湾

2018/11/21 19:51
東京五輪をめぐる国民投票への反対を表明する選手ら

東京五輪をめぐる国民投票への反対を表明する選手ら

(台北 21日 中央社)「台湾」名義での東京五輪への参加申請の是非を問う国民投票をめぐり、台湾のスポーツ界が揺れている。重量挙げ女子の五輪2大会連続金メダリスト、許淑淨やジャカルタ・アジア大会陸上男子200メートル銀メダルの楊俊瀚らを含む複数の選手や元選手が21日、国民投票への反対を訴える記者会見を台北市内で開催した。「チャイニーズタイペイ」とプリントされた青いTシャツに身を包んだ選手らは「われわれに出場の機会を」と声を上げた。

国民投票は24日、統一地方選と併せて実施される。五輪での名義に関する国民投票をめぐっては、国際オリンピック委員会(IOC)からこれまで3回にわたって書簡が寄せられており、今月16日の書簡では、場合によっては台湾のオリンピック委員会の資格停止や除名の措置をとる姿勢が示された。投票を推進する市民団体はこれに対し、資格停止処分を受けても選手の出場は可能だと主張。投票への反対を示す台湾のオリンピック委員会を批判した。

会見に出席したバドミントン男子シングルス世界ランキング3位の周天成は、国民投票が選手の出場権に影響を与えないとする市民団体の主張について、歯医者が歯を抜くとき、患者に痛くないと言うのと同じだと訴える。「歯医者が痛くないのは当たり前。痛いのは患者なのだから」。人々が投じる一票一票に選手たちの未来がかかっているとし、感情的に投票しないよう呼び掛けた。

東京五輪の出場権をすでに手にしている射撃女子の田家榛は、大会でチャイニーズタイペイや台湾の栄誉のために頑張りたいとの考えを示した。

また、台湾のプロ野球リーグ、中華職業棒球大連盟の呉志揚会長も「出場に不利になるいかなる行動にも反対だ」との立場を示している。東京五輪を目指し、これまでさまざまな取り組みを行ってきたと説明し、選手たちが国際舞台で活躍できるチャンスへの重視を訴え掛けた。

台湾は1981年、「チャイニーズタイペイ」の名義と旗、エンブレムを使うことで諸外国のオリンピック委員会と同等の権利を得られるとするIOCとの協定にスイスのローザンヌで調印している。

(龍柏安、謝静ブン/編集:楊千慧)


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