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馬英九前総統に無罪判決 機密漏えいなどで=台湾高裁

2017/10/11 14:12
馬英九前総統

馬英九前総統

(台北 11日 中央社)政治家の司法介入疑惑に関する捜査情報を提供するよう当時の検察トップに働き掛けたとして、民進党の柯建銘立法委員(国会議員)が馬英九前総統を機密漏えい教唆罪などで私人訴追した訴訟の控訴審判決で、台湾高裁は11日、無罪とした一審・台北地裁判決を支持し、原告の控訴を棄却した。原告が提出した証拠は被告が秘密情報の提供を教唆したと証明するには不十分だと判断した。

発端は2013年、民進党立法院党団(議員団)総召(院内総務に相当)を務める柯氏が会計法違反容疑などに問われた訴訟を巡り、検察側に控訴を断念させるため、王金平立法院長(国会議長、当時)などを通じて司法介入を図ったと疑惑を向けられたことにある。柯氏は、当時総統在任中だった馬氏が秘書を通じて黄世銘検察総長(当時)を官邸に呼び、疑惑に関する盗聴や通信の記録を提供するよう教唆したとして、馬氏を台北地裁に私訴した。馬氏は当時、王氏と対立関係にあったとされる。馬氏は関連の事件で台北地検にも起訴されたが、今年8月に一審無罪判決を言い渡されている。

同日午前、台北市内で行われた式典に出席した馬氏は、無罪判決に対するコメントを取材陣に求められるも、微笑みながら「ありがとう」と語るだけにとどめた。

一方、柯氏は判決に対するコメントを書面で発表。裁判所は動かぬ証拠を故意に無視したと不服を唱え、今後再審請求を行う考えを示した。

(劉世怡、王揚宇/編集:名切千絵)


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