Menu 戻る
  • 社会

日本統治時代の植物標本館が再開館 日本人学者の記念碑も復元

2017/10/03 18:00
復元された早田文蔵氏の記念碑

復元された早田文蔵氏の記念碑

(台北 3日 中央社)日本統治時代に台北植物園(台北市)内に建設された「セキ葉(押し葉)館」(植物標本館)が9月30日、修復を経て、展示館として新たにオープンした。また、この工事で、第2次世界大戦中に紛失した日本の植物学者、早田文蔵氏の記念碑、台湾の植物を研究したフランス人宣教師、ユルバン・ジャン・フォーリー氏の銅像も元通りに復元された。農業委員会林業試験所が同日開催した記念式典には、早田氏とフォーリー氏の子孫らも駆けつけた。(セキ=月へんに昔)

台北植物園は日本統治時代に東南アジアや南洋諸島で採集された植物の収集・研究が行われた場所。セキ葉館は、台湾で初めての植物標本館として1924年に建てられた。2000年に1600種余りの標本が新館に移され、建物が2008年に台北市の古跡に指定された。林業試験所は植物の歴史を伝える展示館として再利用するため、2016年から修復工事を行っていた。

早田文蔵氏は、タイワンスギ(台湾杉、Taiwania )など約1600種の台湾植物を命名しており、「台湾植物の父」とも呼ばれる。台湾総督府は同氏の貢献をたたえるため、1936年、セキ葉館前に記念碑を建立した。

フォーリー氏が台湾で研究を行ったのは、早田氏よりも若干早い、1913年ごろ。早田氏はフォーリー氏の残した文献を参考にして研究に当たったといい、1917年に有志を募って記念碑を建て、謝意を表したと伝えられている。

(楊淑閔/編集:塚越西穂)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on Google+  Share on LINE