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阿里山の蒸気機関車、大気汚染と騒音で苦情 台湾鉄路「文化保存の一部」

2017/08/08 15:36
嘉義林区管理処提供

嘉義林区管理処提供

(台北 8日 中央社)南部の景勝地、阿里山(嘉義県)で特別なイベントの開催時に運行される蒸気機関車が大気汚染や騒音をもたらすとして物議を醸している。住民から苦情が申し立てられ、地元の環境保護局が複数回にわたって調査を実施。交通部(交通省)台湾鉄路管理局(台鉄)機務処の頼興隆処長は7日、蒸気機関車は文化保存の一部であるとし、運行停止にはしない方針を明らかにした。

台鉄は1998年から蒸気機関車の修復に取り組んでいる。頼処長は鉄道文化の保存について、日本や欧州でも推進されている上に、観光の特色にもなっていると言及。蒸気機関車は決してただの交通手段でなく、歴史文化の象徴だとして住民らに理解を求めた。

鉄道を管理する農業委員会林務局の楊宏志副局長は、蒸気機関車は蒸気を動力としているのではなく、軽油を燃料にして動いていると説明。煙突の煙や機関車の音は阿里山の文化的象徴であり、もしこれらがなくなってしまったら意味を成さなくなってしまうと嘆いた。また、煙突から煙を出し大きな音を立てて運行するのは、春に開かれるフラワーフェスティバルの期間中と年末の修復記念日だけであり、阿里山森林鉄道が鉄道ファンを引きつける要因にもなっていると紹介した。

嘉義県は2010年から阿里山の環境改善に取り組んでいる。今年3月には独自の環境保護規制を強化し、普段運行しているディーゼル機関車に大気汚染を減らすための排煙処理装置を取り付けた。

(陳葦庭、楊淑閔/編集:楊千慧)


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