Menu 戻る
  • 政治

台湾、旅行見本市への参加を拒否 主催者による一方的な名称変更で

2020/10/08 15:17
交通部観光局による台湾観光PRロゴマーク=フェイスブックページ「旅行台湾ー交通部観光局」から

交通部観光局による台湾観光PRロゴマーク=フェイスブックページ「旅行台湾ー交通部観光局」から

(台北中央社)非営利の広域観光団体、太平洋アジア観光協会(PATA、本部バンコク)が台湾の参加名義を「台湾海峡観光協会」に予告なく一方的に変更したことを背景に、台湾側が旅行見本市への参加を取りやめていたことが8日、分かった。交通部(交通省)観光局が明らかにした。行政院(内閣)の丁怡銘報道官は同日、国家の尊厳は犠牲にできないとし、行政院として観光局の決定に支持を表明した。

PATAはアジア太平洋地域の観光振興を目的に1951年に設立された団体で、中華民国(台湾)は創設国の一つ。現在は「五輪モデル」に従い、「チャイニーズタイペイ支部」(中華台北分会)として加盟している。今年の見本市は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、バーチャル形式が採用され、先月23~27日に開かれた。

観光局によれば、台湾は毎年、PATAの見本市に観光局の名義で参加してきた。今年も参加に向けた準備を進めていたが、名義が勝手に変更されていることが分かり、PATAに対して複数回にわたって抗議した。張錫聡観光局長も直筆の抗議文を出したが、訂正はされなかった。PATAからは名義変更の主な理由について「中国がスポンサーになっているため」との旨が伝えられたという。

観光局の担当者は、PATAからは謝罪と、台湾観光局の名義での参加を勝ち取る考えが示されていたことを明かした上で、開会前に訂正が加えられなかったため、参加拒否を決めたと説明した。

今年のPATA見本市は中国四川省楽山市の四川国際旅行エキスポと同時開催され、楽山市が筆頭スポンサーを務めた。

(余暁涵、余祥/編集:名切千絵)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top