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蔡総統「一国二制度が実行不可能だと証明」=中国が香港国家安全法可決/台湾

2020/06/30 15:21
蔡総統

蔡総統

(台北中央社)中国の全国人民代表大会常務委員会が30日、香港の統制を目的とした「香港国家安全維持法案」を全会一致で可決したのを受け、蔡英文(さいえいぶん)総統は同日、同法案の可決に対し、「一国二制度が実行不可能であることが証明された」と語った。行政院(内閣)の丁怡銘(ていいめい)報道官は報道資料を通じ、「香港社会の自由と人権、安定的な発展に深刻な影響を与える」とし、「政府として厳正に非難する」と表明した。

蔡総統は台北市内で開かれた大手通信会社の第5世代(5G)移動通信システムのサービス開始記者会見に出席した後、報道陣の取材に対して述べた。

蔡総統は、中国が香港返還に際し、香港の従来の資本主義制度と生活様式は「50年間は変わらない」と約束したことに触れ、中国の公約不履行に「非常に失望した」と表明した。また、自由や人権、民主主義を守るために努力する香港市民を引き続き支援していくと強調した。

台湾は香港市民に対して人道支援を行う方針を示しており、台湾での就学や就業、投資、移住などを支援する窓口「台港服務交流弁公室」が来月1日に運用開始される。

▽大陸委員会も中国を非難

台湾の対中政策を担当する大陸委員会は30日、報道資料で、中国共産党はこれまでの一年において、香港に対する「高度な自治」や「50年間は変わらない」といった約束に背いてきたとし、「香港の人権や自由、法治という核心的価値観は一国二制度の枠組みの下でさらにむしばまれた」と非難した。

(葉素萍、江明晏、顧荃、頼言曦/編集:名切千絵)


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