Menu 戻る
  • 政治

蔡総統「経済の力で民主主義を強化」国際フォーラムにメッセージ/台湾

2020/06/20 13:51
民主主義国家の協力深化を訴える蔡総統=総統府の公式YouTubeチャンネルから

民主主義国家の協力深化を訴える蔡総統=総統府の公式YouTubeチャンネルから

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は19日、新型コロナウイルスが招いた世界のサプライチェーンと経済戦略のリバランスについて、「理念の近い全ての民主主義国家が一層協力を深める可能性を見いだした」と述べ、台湾と欧州連合(EU)の投資協定締結がその絶好の出発点だとの考えを示した。国際フォーラム「コペンハーゲン民主主義サミット」で行ったスピーチで述べた。

同サミットは18、19両日、テレビ電話方式で行われ、蔡総統はビデオメッセージの形式で、台湾の新型コロナ対策や民主化の経験などを紹介した。

「民主主義国家は経済の力で民主主義を強化すべき」との見解を示した蔡総統。コロナ後の経済復興の道のりについて、国際社会はパートナーの選択だけにとどまらず、価値観と経済利益のバランスを図ることが必要だと主張。欧米企業が今後必要とする信頼できるパートナーは台湾にいると述べて投資を歓迎し、共に核心的、多元的、強靭(きょうじん)なサプライチェーンを作り上げるよう呼び掛けた。

また、香港情勢にも言及。「反民主主義勢力や独裁勢力が世界に広がるのを放置するのは、民主主義の価値を無視するのと同じ」と述べ、国際社会の一員として北京当局に対し、約束を守り、香港市民の基本的自由を尊重するよう求める台湾の姿勢を示した。

その上で、権威主義は常に、どう喝や孤立化などの手段を使って台湾の人々の認識を誤らせようとするが、今年1月の総統選で、これらの攻撃は民主主義を守ろうとする台湾の人々の決意を固めただけだったことが証明されたと述べた。

台湾の新型コロナ対策に関しては、「方法が正しければ、民主主義を犠牲にする必要はない」と述べ、「民主主義こそが、台湾に成功をもたらした資産」との認識を示した。また、台湾がこれまで80以上の国や地域にマスクなどの医療物資を寄贈したことにも触れ、人道支援重視の姿勢をアピールした。

コペンハーゲン民主主義サミットは、デンマークのラスムセン元首相が立ち上げた国際NGO(非政府組織)が主催。米国のマイク・ポンペオ国務長官やジョン・ケリー元国務長官、欧州委員会のベラ・ヨウロバー副委員長、オーストラリアのマルコム・ターンブル前首相らが参加した。

(陳韻聿/編集:塚越西穂)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top