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蔡総統「変化はチャンス」 コロナ後の経済振興に意欲/台湾

2020/05/20 13:25
就任演説後、出席者らに手を振る蔡総統

就任演説後、出席者らに手を振る蔡総統

(台北中央社)蔡英文総統は20日、中華民国(台湾)第15代総統に就任した。就任演説で、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界経済の秩序が大きく変わったことに言及した蔡総統は、この変化はチャレンジである一方、チャンスでもあると強調。今後直面する課題や困難に一丸となって立ち向かっていこうと国民に呼び掛けるとともに、今後4年間の経済発展に向けたビジョンを示した。

蔡氏は、新型コロナ対策が功を奏した台湾は、世界的にも珍しく、今でも経済のプラス成長を維持できているとした上で、経済の安定的な成長を保つためにも、先手を打った支援・振興策が不可欠だとした上で、6つの戦略産業を発展させる計画を提示。これにより台湾を今後の世界経済に欠かせない存在にしていきたいと意欲を示した。

6つはそれぞれ▽情報、デジタル関連産業▽次世代の通信規格「5G」や国家安全などと結び付いたサイバーセキュリティー産業▽バイオ・医療テクノロジー産業▽航空・宇宙産業への進出を見据えた軍需産業▽自然エネルギーや再生可能エネルギー関連産業▽医療物資や日用品、食糧などの安定供給に向けた製造業。

蔡総統は産業発展の策略として、内需をベースとする方針を説明。新型コロナ対策でマスクなどの防疫物資へのニーズが関連産業の発展をもたらしたことを例に挙げ、軍需産業や再生可能エネルギー産業も類似のモデルに沿って発展を加速させられるとする考えを示した。製造業については、将来的にはマスクだけでなく、各産業でもナショナルチームを結成し、「台湾ブランド」による海外市場を開拓できるとした。

さらに、より柔軟な金融政策や、グローバル企業・高度人材の誘致に向けた安全性の高い投資・就業環境作り、米国や日本、欧州との貿易協定や投資保証協定の締結などを目標に掲げた。

(編集:塚越西穂)


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