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台湾のWHO会合参加「一つの中国原則下で許可」 北京の発言に外交部が抗議

2020/02/12 19:13
外交部の欧報道官

外交部の欧報道官

(台北中央社)11日と12日にスイス・ジュネーブで催された世界保健機関(WHO)の緊急会合に台湾の参加が認められたのは、中国が「一つの中国」原則に基づき許可したからだとする北京当局の発言を受け、外交部(外務省)の欧江安報道官は12日、「中国の同意を得る必要はない」とする声明を出し、強い非難と不満の意を表明した。

同会合は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催された。台湾は中国の圧力によって長年WHOから排除されていたが、今回は台湾の専門家の出席が認められ、インターネットを通じて参加する方式が取られた。

中国外交部の耿爽報道官は11日の定例記者会見で台湾の参加について言及。一つの中国原則の下で話し合い、中国の同意を得なければならないとした上で、台湾の専門家が個人名義で参加することを認める中国の意向をWHOに伝えたと述べた。

欧氏は、台湾の参加に当たっては、政府がWHOと直接交渉した結果、専門家が個人として招待されることになったと説明。その理由については、「無意味な政治トラブルを避けるため」とした。台湾と中国は互いに隷属しないとする外交部の立場を改めて示すとともに、直接選挙で選ばれた台湾の政府だけが国際社会で2300万人の台湾人を合法的に代表することができるとし、中国政府にはその権利も立場もないと語気を強めた。

その上で、中国の専制体制の劣悪な本質を見極め、民主的な台湾を支持してほしいと国際社会に訴えるとともに、WHOに対しても、専門知識と中立を重んじる立場に立ち返り、台湾を尊厳と平等の下、WHOの全ての会議やシステム、イベントに参加させるよう呼び掛けた。

(陳韻聿/編集:塚越西穂)


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