ニューデリーで開かれたインド外務省、同国のシンクタンクの共催による国際会議「ライシナ対話」(8~10日)に出席した蕭美琴立法委員(国会議員)ら台湾の訪問団は最終日の10日、インドのシンクタンク幹部らと会談し、地域における中国の勢力拡大や安全への脅威、台湾に対する圧力の強化などについて話し合った。インドの専門家の多くは、台印間の協力関係を深めるべきとの考えを示し、日本、米国、オーストラリア、インド4カ国が安全保障などを協議する首脳級の戦略対話を東南アジア諸国連合(ASEAN)に拡大し、台湾も参加して中国をけん制するべきと主張する声も上がったという。