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蔡総統、中国の「一国二制度」に再度ノー 国際社会の協力に期待/台湾

2019/01/05 18:58
海外メディアとの会見に臨む蔡英文総統=総統のフェイスブックページから

海外メディアとの会見に臨む蔡英文総統=総統のフェイスブックページから

(台北 5日 中央社)蔡英文総統は5日、総統府で海外メディアと会見し、一国二制度による台湾との平和的統一を目指す中国に対し、改めて「(同制度を)断固として受け入れない」とする立場を示した。その上で、人権を重視する民主主義国・台湾の姿勢を強調し、そのような台湾が困難と脅威に直面する今こそ「国際社会が台湾のために声を上げ、支援してくれなければ、次はどの国が同じ目に遭うだろう」と述べ、各国の協力に期待を示した。

一国二制度を拒否する理由としては、中国が民主化されていないことや、台湾への武力行使を放棄していないことなどを挙げた。また、習近平氏が2日に行った演説で「92年コンセンサス」はすなわち「一つの中国」、「一国二制度」であると述べたことや、台湾の政府の頭越しに各政党・派閥との政治対話を進めると主張したことに言及。「台湾の民主主義体制と政府を尊重していない。台湾内部の分断を図るものでもある」と指摘し、中国に対し、民主主義の視点から台湾を捉えてこそ台湾人の真意が理解できると呼び掛けた。

台湾内部については、国際社会に対して一致した情報を発信するべきとした上で、全ての政党が一国二制度拒否の態度を明確にすることに期待を寄せた。野党・国民党の支持者などで受け入れる人が少なくない「92年コンセンサス」に関しては、北京当局によって一国二制度と定義されたため、これまで期待されていたあいまいさはなくなったとし、もう口に出すのはやめるべきと訴えた。

会見には、日本や米国、欧州など27カ国・地域から46人のメディア関係者が参加した。

(葉素萍/編集:塚越西穂)


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