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独立派長老「再選諦めよ」新聞に連名でメッセージ 蔡総統は反論/台湾

2019/01/03 18:36
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北 3日 中央社)総統府元資政(顧問)の彭明敏氏(95)ら4人が連名で寄せた蔡英文総統へのメッセージが3日付の大手紙「自由時報」の広告欄に掲載された。メッセージは、蔡総統に2020年総統選への再選出馬を諦めるよう呼び掛けている。これに対し蔡総統は、総統選で民進党が誰を擁立するのか、台湾の人々が誰を選ぶのか、いずれも民主主義制度によって決定されることだとし、「立候補するかしないかは誰かが何か言ったところで、その通りになるものではない」と反論した。

メッセージには彭氏のほか、総統府資政の呉レイ培氏(84)、長老教会牧師の高俊明氏(89)、中央研究院元院長の李遠哲氏(82)が署名を寄せた。4人は台湾独立支持者として知られる。(レイ=さんずいに豊)

4人は蔡総統に対し、行政権を明け渡して新内閣の人事を新たな行政院長(首相)に一任することも求めた。昨年11月の統一地方選で与党・民進党が大敗したことに言及し、行政院(内閣)直轄6市(台北、新北、桃園、台中、台南、高雄)で、親中路線の野党・国民党が3市の首長ポストを手にしたことや再選した無所属の柯文哲台北市長が「両岸(台湾と中国)は一つの家族」と発言したことを念頭に「南から北まで、台湾は防壁がない国に等しい」と中国勢力の侵入に危機感を示した。その上で、「国家のかじ取りを担う能力が蔡総統にはまだあるのか」と苦言を呈した。

総統府の黄重諺報道官は同日、メッセージに対する蔡総統のコメントを発表。黄報道官によれば、蔡総統は、総統は自身の権力や地位のためではなく、台湾人民のために戦うのだとし、中国の圧力を前に、どのように台湾の主権や生活様式を守り、台湾人民の意志の強さを世界に示すのかが目下の最重要課題だと考えている。

また、「一つの中国」を前提とした「92年コンセンサス(九二共識)」や「一国二制度」を受け入れないとの立場を改めて示した。

(葉素萍/編集:楊千慧)


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