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民進党大敗、蔡総統を待ち構える困難 2020年再選に暗雲/台湾

2018/11/25 21:04
大人の投票を見学(?)する子ども

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(台北 25日 中央社)2020年に行われる次期総統選の前哨戦とされる統一地方選。大敗を喫した与党・民進党の党主席(党首)を兼務する蔡英文総統は24日夜、責任を取るとして党主席の職を退いた。主要2政党として民進党と政権を争ってきた最大野党の国民党は今回15の首長ポストを獲得。地方政治で優勢を失った上、台湾を取り巻く両岸や国際情勢は刻一刻と変化しており、蔡政権は内憂外患に見舞われている。

2014年、当時野党だった民進党は地方選で躍進し、16年には8年ぶり3度目の政権交代を実現させたが今回の大敗を受け、20年の総統・立法委員(国会議員)選に向けての先行きには暗雲が立ちこめている。

民進党に所属していた元立法委員で評論家の林濁水氏は、蔡総統が苦境に立たされているのはもちろん、2020年の選挙は「民進党の誰が出ても、状況は非常に厳しい」との見方を示す。

林氏は、政党政治は今後、難しい局面を迎えると分析。台湾は先進的な民主主義国家と同様に、「主要政党の衰退、ポピュリズムの台頭」という問題に直面していると説明し、台北市長選で再選を果たした無所属の柯文哲氏が20年の選挙でどのような役割を果たすのかということに注目が集まるとの考えを示した。

台湾大学政治学科の王業立教授は、民進党の敗因について、蔡氏の政権運営の成果があまり芳しくないことを挙げ、次期選挙で与党の座を守るには政策にある程度の調整が必要だと指摘。経済政策と両岸政策に優先的に取り組むことを検討するべきだとした。

経済界からは、エネルギー政策について、政府はバランスを取る必要があると指摘する声が上がっている。24日は地方選と併せて10件の国民投票が行われ、政府が掲げる2025年の脱原発政策の修正を求める案件では「同意」が589万票に達し成立となった。経済団体「中華民国全国商業総会」の頼正鎰理事長は、原発反対一辺倒になるのではなく、安全の問題が克服できれば、原子力発電の比率を維持するべきだと述べ、建設凍結中の台湾第4原発の稼働を提言した。

(葉素萍、蔡ホウ敏/編集:楊千慧)


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