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蔡総統、中国の脅威「台湾だけの問題ではない」エルサルバドル断交

2018/08/21 18:18
中米エルサルバドルとの断交を受け、総統府で談話を発表する蔡英文総統

中米エルサルバドルとの断交を受け、総統府で談話を発表する蔡英文総統

(台北 21日 中央社)中華民国(台湾)が中米エルサルバドルと断交したのを受け、蔡英文総統は21日昼、台北市内の総統府で記者会見を開き、談話を発表した。中国は両岸の平和を脅かしているだけではなく、各国の内政に干渉したり、国際市場の秩序を破壊したりしているとし、世界情勢に大きな不安定をもたらしていると指摘。これは台湾だけの問題ではなく、情勢は非常に緊迫しているとした上で、少しの寛容も許されない状況だと国際社会に訴えた。

中国とエルサルバドルは21日、国交樹立の文書に署名。蔡総統が中南米2カ国歴訪から帰国した直後の断交となった。中国は独立志向とされる蔡政権への圧力を強めており、2016年5月の政権発足以来、断交した国は5カ国目。台湾と外交関係を有する国は過去最少の17カ国にまで落ち込んでいる。

蔡総統は談話で、中国軍機の台湾周辺での飛行や海外の航空会社に対する台湾関連の記載変更強要などに言及した上で、現在の両岸関係は、両岸だけにとどまらず、アジア地域の問題にもなっていると指摘。中国は台湾への圧力を強めることで、地域内での影響力と実力をアピールしており、台湾への圧力の大きさはこれまでとは比べものにならないほどだと語った。

中国のこれらの行為は、台湾の各政党の許容範囲を超えたと訴え、台湾の人々に対し、互いに両岸政策を比べている場合ではないとして団結を呼び掛けた。「中華民国台湾」というのが現状であり、現段階での最大公約数だとし、団結してこそ、中国にはっきりとしたメッセージを伝られると話した。

また、台湾は過去2年間、脅迫を受けても、民主主義や自由を放棄しないことを世界に証明してきたと述べ、「圧力が強まるほど団結する必要がある」と訴えた。

(顧セン、呂欣ケイ、潘姿羽/編集:楊千慧)


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