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蔡総統インタビュー 中国大陸に呼び掛け「新たな交流モデル構築を」

2017/10/03 17:06
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北 3日 中央社)蔡英文総統は1日、中央社の単独インタビューに応じ、両岸(台湾と中国大陸)関係について就任以来の立場を改めて強調した上で、台湾は「すでに最大の善意を示している」とした。また、今秋の中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)開催後、双方が新たな交流モデルを探り、関係をより向上させることを望むと中国大陸側に呼び掛けた。

中国大陸側は「一つの中国」を前提とした「92年コンセンサス」の受け入れを台湾に要求している。だが、蔡総統は依然としてこれを受け入れておらず、中華民国憲法体制に基づいた両岸関係の「現状維持」を目指すとする立場を貫いている。

蔡総統は、昨年5月の就任以来、両岸はおおむね安定した状況が保たれており、双方が大きな努力を払ってきたとした上で、重要な政治問題において「彼ら(中国大陸側)は彼らの設定する目標をわれわれ(台湾側)が達成していないと考えている」と指摘。それでも「すでにできる限りの善意は示した」とし、自身の立場は変わっていないことを強調した。

蔡総統は両岸双方にはこれまで長年形成してきた対処のモデルやルールがあり、地域の安定維持に一定の効果を上げてきたと言及。だが、「過去のやり方や考えに固執していては、目まぐるしく変化するアジア情勢に立ち向かうことは困難になるかもしれない」と指摘し、両岸双方が従来のやり方を見直すべきではと新たなモデル構築に期待を寄せた。

台米中の三角関係については、朝鮮半島の情勢や中国大陸の政治的役割などに触れながら、米中のやり取りやアジア情勢など「落ち着いて変化を観察するべき時期」との見方を示した。

トランプ米大統領が11月3~14日、日本や韓国、中国大陸などアジアを歴訪する。中国大陸・習近平氏との会談も予定されており、今後の台米中関係への影響や台湾を巡る駆け引きが行われるかどうかなど、注目が集まっている。

(葉素萍、呂欣ケイ/編集:楊千慧)


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