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蔡英文総統、拡張進む火力発電所を視察 今夏の電力供給に懸念示す/台湾

2017/03/27 18:21
林口火力発電所を視察する蔡英文総統(左)

林口火力発電所を視察する蔡英文総統(左)

(台北 27日 中央社)蔡英文総統は27日、拡張工事が進む北部・新北市の火力発電所、林口発電所を訪れ、中央制御室や新1号機のタービン建屋を視察した。台湾では現在、原子力発電所全6基のうち3基が稼働を停止。蔡総統は「今夏の電力供給の問題を非常に厳粛に考える」とし、「とりわけ現在はエネルギー転換における重要な時期。台湾は一歩も道を誤ってはならない」と述べた。

台湾では今年1月、2025年の脱原発目標を盛り込んだ法案が立法院(国会)で可決。目標達成の上でエネルギー転換の推進は要であり、特に電力供給の安定性が重視される。今回の視察には、関連の課題を重視する政府の姿勢をアピールすると同時に、台湾電力や職員を激励する狙いがあるとみられている。

台湾で運用中の原子力発電所3カ所のうち、27日現在稼働しているのは第1原発(新北市)2号機と第3原発(屏東県)1、2号機のみ。

林口発電所の新1号機は昨年10月に営業運転を開始、新2号機も今年4月の営業運転開始が予定されている。高効率・低汚染の超々臨界圧ボイラーを採用し、1基あたりの発電容量は80万キロワット。そのため台湾電力は、新1、2号機が「今夏の電力供給の主力投手になる」と期待を寄せている。

(葉素萍、黄雅娟/編集:名切千絵)


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