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  • 経済

台湾・中央研究院、新型コロナ新薬候補の合成に成功

2020/02/21 16:23
記者会見に臨む中央研究院の陳副研究員(右2)と廖院長(右3)ら

記者会見に臨む中央研究院の陳副研究員(右2)と廖院長(右3)ら

(台北中央社)中央研究院の研究チームは20日までに、米製薬会社が開発中の新薬候補「レムデシビル」の合成に成功した。同薬は新型コロナウイルスの治療に使える可能性が指摘されている。純度は97%に達するという。

レムデシビルは米製薬会社ギリアド・サイエンシズがエボラ出血熱の治療薬として開発した抗ウイルス薬。報道によれば、実験でレムデシビルをサルに投与したところ、中東呼吸器症候群(MERS)への効果が示されたという。MERSコロナウイルスは新型コロナウイルスに近い。中国ではすでに臨床試験が始まっている。

中央研究院化学研究所の陳栄傑副研究員率いる研究チーム7人は、廖俊智院長の指示を受けて今月6日に合成作業に着手した。製薬会社が発表した論文を参考に薬の合成が可能か検討したところ、原料の在庫がないことが判明。研究チームは出発物質から原料を合成し、約2週間で100ミリグラムのレムデシビルの合成に成功した。

陳副研究員によると、量産するにはギリアド社からライセンスを取得する必要がある。廖院長は、今回の成果は中央研究院の薬合成能力を示すものだとした上で、使う必要がないことを願う心境を述べた。

(呉欣紜/編集:名切千絵)


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