Menu 戻る
  • 経済

台湾デザイナーと富山のものづくり企業が「箸置き」でコラボ 商機拡大狙う

2019/07/29 16:46
日台共同プロジェクトで生まれた箸置き

日台共同プロジェクトで生まれた箸置き

(台北 29日 中央社)台湾のデザイン企業6社と富山のものづくり企業による共同開発で生まれた箸置き6種の発表会が29日、台北市内で行われた。このコラボレーションは富山県総合デザインセンターが主体となり、台湾デザインセンターの協力を得て実現。富山、台湾それぞれの企業の強みを結びつけることで商機拡大を狙う。

富山、台湾の両デザインセンターは2016年、市場開拓や商品開発などでの協力に向けた覚書を締結。富山に台湾のデザイナーを招いてワークショップを開くなど、交流を深めてきた。台湾のデザイナーと富山の企業の独自でのコラボレーション商品はすでに発売されているが、両センターの共同プロジェクトで生まれた商品群としては今回の箸置きが初めて。台湾企業がデザインを担当し、富山企業が製造を行った。

今回開発された箸置きは、県総合デザインセンターが中心となって開発している工芸品ブランド「越中富山 技のこわけ」のアイテムとして位置付けられる。同センターの堂本拓哉氏によると、同ブランドの第3弾として箸置きを作るアイデアがあり、それに加えて台湾には箸置きを使う文化がないことから、台湾のデザイナーの手によって新しいデザインが生まれる可能性を感じ、台湾デザインセンターに声を掛けた。参加したデザイナーは台湾側から紹介されたという。富山県の企業としては主に、金属加工の能作や中村製作所、着色のモメンタムファクトリー・Oriiの3社が日台共同プロジェクトに携わった。

次の企画について堂本氏は「決まっていない」と明かす。箸置きとはまた異なる分野でのコラボレーションの可能性に含みをもたせた。

プロジェクトに参加したツーライ(厝内)の張博智デザインアシスタントマネジャーによると、同社が日本企業と共同開発に取り組んだのは初めて。日本は伝統的な技法が完全な形で継承されており、デザインに対するメーカー側の認識も高かったといい、「興味深い経験だった」と語った。他の日本企業との連携の機会獲得にも意欲を見せた。

日台共同プロジェクトの箸置きの一部は、東京・松屋銀座で開催中の「越中富山 技のこわけ」の商品を集めた催事で販売されている。催事は8月6日まで。台湾でもプロジェクト参加企業の店舗などで販売される予定だという。

(名切千絵)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top