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  • 経済

世界各地でタピオカ旋風 原料の輸出額、前年比6割増/台湾

2019/07/10 13:14
インドで台湾のタピオカドリンクをアピールする台湾貿易センターの黄志芳会長(左から3人目)ら

インドで台湾のタピオカドリンクをアピールする台湾貿易センターの黄志芳会長(左から3人目)ら

(台北 10日 中央社)日本でブームとなっているタピオカドリンク。その勢いは欧米諸国や東南アジアなどにも及んでいる。2017年に関連業者を集めた「タピオカミルクティー連盟」を発足させ、タピオカ産業の発展を後押ししている台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)。同センターマーケティング処の呉俊澤処長によれば、原料の輸出額は増加傾向にあるという。

呉処長によると、タピオカの原料の輸出額は昨年、5376万米ドル(約58億円)に上り、前年比59%増だった。今年は5月までですでに3756万ドル(約41億円)に達しているという。

日本では空前のブームともいえる状況だが、呉処長は日本進出当初、状況は芳しくなかったと振り返る。飲み物を手に持ち、飲みながら街を歩くのが台湾では一般的なのに対し、日本ではそうではないという習慣の違いなどもあり、消費者にあまり受け入れられなかったという。だが、「春水堂」や「50嵐(海外ブランド:コイティー)」など有名店の出店や日台間の交流の加速、若者に広く受け入れられたことなどが相まって、人気に火が付いたと呉処長は分析する。

業者の海外進出も進んでいる。飲食店などを展開する六角国際事業の「チャタイム(日出茶太)」は欧米やアジアなど41カ国・地域に拠点を持つ。同社は東南アジアでの展開にも力を注いでおり、東南アジア市場で2位以下の「ゴンチャ」や「CoCo都可」などを大きく引き離している。インドネシアでは約300店、フィリピンでは約100店、マレーシアでは約50店を手掛け、タイやベトナムへの進出も視野に入れている。

東南アジアや南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」を推進する蔡英文政権。呉処長はこれらの国について、若い世代が多い人口構造で、購買力も強く、平均気温も高いと指摘。今後はベトナムやフィリピンでイベントを開催し、バイヤーにタピオカドリンクをアピールする方針で、マレーシアのイベントでも専門のブース「タピオカミルクティー館」を設置したという。

(蔡ホウ敏、江明晏/編集:楊千慧)


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