Menu 戻る
  • 経済

アトレ、台湾・台北にオープン 海外初出店 競合と異なる提案で勝負

2019/01/10 17:55
台北の大型商業施設「微風南山」内にオープンしたatre

台北の大型商業施設「微風南山」内にオープンしたatre

(台北 10日 中央社)JR東日本グループの商業施設「アトレ」のブランドを活用したショッピングセンター(SC)「atre」が10日、台北市信義区に同日開業した大型商業施設「ブリーズ南山」(微風南山)内に正式オープンした。アトレの海外出店は初めて。同SCを運営するブリーズアトレ(微風艾妥列)の伊藤浩平総経理は「憧れるスタイルを買いに来てもらえたら」と期待を寄せた。

同SCはJR東日本の子会社アトレと三井物産、台湾で「微風」ブランドの商業施設を展開する微風グループの長僑投資開発が共同で手掛けた。アトレによると、同社は海外出店を模索していた2015年11月に台北市内で展示形式のポップアップを開催。その際に来場者からアトレの台湾進出を熱望する声が寄せられ、台湾での展開に向けて動き出した。微風グループはアトレと同様、駅にも展開していることなどから意気投合し、手を組むことが決まったという。

ブリーズ南山の2~4階に入居し、カフェやファッション、雑貨など51店舗が出店。日系の店舗が6割を占める。コーヒー店「ブルーボトルコーヒー」など17店舗は台湾初出店となる。

微風は富裕層を顧客に持ち、館内には高級ブランドが立ち並ぶ。一方のatreは「毎日の生活をちょっと豊かにする」ことを目指すと伊藤総経理は話す。ターゲットは富裕層だけでなく、富裕層の生活に憧れを抱く消費者。伊藤総経理は、ラグジュアリー志向の微風と気軽に買い物が楽しめるatreで「両方(のニーズ)が満たされる」と自信をのぞかせた。

信義区は超高層ビル「台北101」をはじめ多数の百貨店がひしめく。激戦区への出店については「たくさんの人が集まっていることがすごく大事」とし、「提案をライバルがいないところでやっていきたい」と意気込んだ。駅や交通の要所などでの展開も目指していくという。

台湾進出によって、日本の店舗でのインバウンド(訪日外国人)増加にも期待を寄せる。「日本に来た時に『アトレだ』と思ってほしい」と語った。

微風グループの岡一郎・微風広場実業執行常務董事は、アトレとの事業展開について、「台湾の人は新しいものを見てみたい」と台湾の消費者のニーズを説明した上で、「アトレは(台湾に無いものを)たくさん連れてきてくれる。僕にはできない」と意義の大きさを示した。

(名切千絵)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on Google+  Share on LINE
Top