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台湾、中国を非難=中国国防相が武力行使辞さない方針を明言

2019/06/03 14:27
中国の魏鳳和氏

中国の魏鳳和氏

(台北 3日 中央社)中国の魏鳳和国防相が2日、シンガポールのアジア安全保障会議で演説し、台湾統一に向けて武力行使を辞さない方針を明言した。これを受けて台湾の国防部(国防相)や大陸委員会は、中国を非難する声明を発表した。

魏氏は演説で、中国が台湾の主権や領土を完全に有するとの考えを示した上で、「もし誰かが台湾を中国から分裂させようとしようものなら、中国軍に選択の余地はない。一戦を交えることを惜しまず、一切の代償を惜しまず、断固として統一を守る」と述べた。

台湾の対中国政策を担当する大陸委員会は2日午後、報道資料を発表し、魏氏の発言に対し「厳正に非難する」と表明。中華民国は主権国家であり、中華人民共和国に属したことは一度もないと主張し、中国共産党の反民主主義操作や反平和の行為、武力で解決しようとする企みこそが台湾海峡や地域情勢を緊張させる主因だと批判した。

国防部は3日、声明文で、魏氏の発言について「武力に訴える中国共産党の本質を浮き彫りにしており、台湾海峡や地域の平和と安全にとって深刻な脅威となっている」と批判。主権に関して一歩も譲らない方針を掲げる蔡英文総統の指揮の下で防衛力を強化し、国の安全を確保していくとした。さらに、「徳は孤ならず、必ず隣あり」とする論語の名言を引用した上で、「中華民国は一貫して地域の平和の保護者としての役割を果たしてきた」と言及し、自由や民主主義、人権を価値観の中心とする世界の国々に対して一緒に地域の平和や安定に貢献するよう呼び掛けた。

(游凱翔、黄自強/編集:名切千絵)


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