Menu 戻る
  • 両岸

高雄市長、中国の香港出先機関訪問 広がる懸念と批判/台湾

2019/03/23 19:44
中連弁の王志民主任(右)と握手をする韓国瑜高雄市長=中連弁ホームページから

中連弁の王志民主任(右)と握手をする韓国瑜高雄市長=中連弁ホームページから

(マカオ 23日 中央社)最大野党・国民党の韓国瑜高雄市長が22日夕、中国の香港出先機関「中央政府駐香港連絡弁公室」(中連弁)を訪問し、弁公室トップの王志民主任から歓待を受けた。台湾の地方自治体の首長が、中国による「一国二制度」の象徴とされる同機関を訪れるのは韓氏が初めて。訪問自体が韓氏の出発前に公表されなかったこともあり、香港の民主派や与党・民進党などから懸念や批判の声が相次いでいる。

香港の民主化を求めるデモ「雨傘運動」(2014年)の元リーダーで政党「香港衆志」秘書長の黄之鋒氏が同日、フェイスブックに投稿した文章で懸念を表明。「きょうの香港はあしたの台湾」だとした上で、韓氏に対し中国共産党政権の統一工作に迎合せず、高雄、ひいては台湾の人々の自由と権利を守るよう呼び掛けた。

民進党の羅文嘉秘書長は23日、フェイスブックを更新し、「香港人の自由を規制する中連弁に招かれてドヤ顔をした。道理で香港人(香港衆志前党首の羅冠聡氏)から『悪魔の取引』と形容された」と韓氏を批判した。

台湾の対中政策を所管する大陸委員会の邱垂正副主任委員(副大臣)は、台湾の地方首長が香港・マカオで中国の公人と接触することは「現行の法律では制限されていない」としつつも、国民が安心できるよう高雄市政府に説明を求めた。

同日香港からマカオに移動した韓氏は、今回の外遊は「果物、農水産物を売ることが目的」だと述べた。大陸委の懸念やその他の意見については「不必要な雑音と懐疑論で非常につまらない」と一蹴した。

昨年11月の統一地方選でSNS(交流サイト)の活用や分かりやすい言葉で「韓流」ブームを引き起こし、高雄市長に初当選した韓氏。今回は22~28日の日程で香港、マカオ、深セン、アモイの4都市を歴訪する。来年1月に予定される総統選への出馬が取り沙汰されているが、本人は意向を明らかにしていない。(セン=土へんに川)

(張謙、繆宗翰/編集:羅友辰)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top