Menu 戻る
  • 芸能スポーツ

フィギュア大会開催、中国に変更 台湾のスケート協会、詳細明かさず

2019/07/25 20:30
会見に臨む中華民国スケート協会の呉奕徳秘書長(手前右)

会見に臨む中華民国スケート協会の呉奕徳秘書長(手前右)

(台北 25日 中央社)台北市で今秋に予定されていたフィギュアスケートの国際大会「アジアオープンフィギュアスケートクラシック」の開催地が急きょ、中国に変更された問題で、中華民国スケート協会は25日午後、記者会見を開いた。台湾での開催が取り消しとなった経緯や理由に関する説明が求められたが、同協会は「目に見えない圧力が働いた」などと述べるにとどめ、どのような圧力かという質問に対しては「回答は差し控える」とした。

同協会は23日、開催の取り消しと開催地の変更について公式サイトで発表。大会は香港スケート連盟により中国・東莞で行われることになった。22日夜に国際スケート連盟(ISU)から通達があったといい、書簡には「国際情勢の関係で台湾は現在、国際的なフィギュア大会の開催にふさわしくない」などと書かれていたとしていた。これを受け外交部(外務省)は24日、中国による不当な圧力がかけられたとして強い抗議を示していた。

だが24日、教育部(教育省)体育署による同協会への聞き取りでISUからの書簡にこのような記述はなかったことが発覚。またISUは同日、声明文を発表し、今年5月末に同協会を含む複数の連盟メンバーから、別のアジアの国で開催した方が良いとの見解が示されたと説明した。協会側の主張と食い違っている上、協会自ら開催権を放棄したのではとの憶測も呼び、協会による説明が待たれていた。

同協会の呉奕徳秘書長は会見で、台北での開催が決まった後も、同大会誘致を目指していた香港が諦めていないとの情報があったことや、大会ボイコットをたくらんでいる国があると一部の国から知らされたことに言及。このような「目に見えない圧力」の下、同協会は5月末、ISU側に開催の意欲を示しつつ「開催地の変更も選択肢の1つ」だと提案したと明かし、これが「開催権の放棄」と世間に受け取られたと説明した。公式サイトでの当初の発表になぜ誤りが生じたのか、その理由を問う質問も飛び交ったが、会見は協会側により打ち切られた。

体育署も同日、会見を開いた。立場を二転三転させる同協会に対し処罰を科すかどうかについて、同署は調査を経て、事態の重さに合った処罰を与えると説明。また、26日午後に同協会や外交部などを交えて会議を行い、同協会が他に隠していることはないか、世間になぜ大きな混乱をもたらしたのか、改めて説明を求める方針を示した。

(黄巧ブン、龍柏安/編集:楊千慧)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top