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台湾最大の撮影所、供用開始 アン・リー監督の提案から10年 台中

2019/07/24 18:53
22日に供用が始まった中台湾影視基地=中影八徳提供

22日に供用が始まった中台湾影視基地=中影八徳提供

(台中 24日 中央社)中部・台中市霧峰区に建設された台湾最大の撮影所「中台湾影視基地」の供用が22日、正式に始まった。台湾最大の同時録音スタジオなどを備えており、映像業界関係者は作品の幅の広がりに期待を寄せる。

同施設は「水撮影・特撮基地」と位置付けられる。3.12ヘクタールの敷地には、面積2000平方メートル、高さ18メートルの大型スタジオ2つを含む計3つのスタジオや水深7メートルのプールなどが建設されたほか、ハリウッドで活躍する台湾出身の映画監督、アン・リー(李安)氏が「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の撮影のために2011年に同市水ナン区に建設した人工波プールも移設された。台中市政府が7億9300万台湾元(約27億5600万円)を投じて建設し、構想から供用開始までに10年近くが費やされた。(ナン=さんずいに南)

同施設の建設を提案したのは他ならぬリー氏だ。リー氏は22日に同所で行われた記者会見にビデオメッセージを寄せ、10年前に政府に対し、人材が集積する専門的な映画基地の必要性を訴えていたことを紹介。台中は気候的に過ごしやすいことから基地の設置にふさわしいと考え、当時の市長と建設地を探していたエピソードを振り返った。リー氏は、人材が集まる基地に加えて、現地の生活機能や税の優遇措置などが整ってこそ映画産業の発展に利をもたらすとし、さらなる支援の充実を求めた。

この日、多くの映像業界関係者が同施設の見学に訪れた。映画プロデューサーのイエ・ルーフェン(葉如芬)氏は、同施設は「コストパフォーマンスが高い」と称賛する。これまでは大型スタジオでの撮影が必要な場合は海外に行くか、脚本の段階でそのようなシーンを避けるようにしていたという。施設の完成によって大胆な試みができるようになったと喜んだ。

映画プロデューサーのリー・リエ(李烈)氏は、控室や衣装部屋などの充実に触れ、業界のニーズを完全に満たしていると太鼓判。映画・ドラマ監督のチュウ・ヨウニン(瞿友寧)氏は、海外の撮影隊が使用するのにも適しているとし、海外にもPRしてほしいと語った。

(洪健倫/編集:名切千絵)


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