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国家映画センター自主修復のドキュメンタリー、1960年代の台湾社会蘇る

2017/09/30 10:58
「上山」の劇中写真=国家映画センター提供

「上山」の劇中写真=国家映画センター提供

(台北 30日 中央社)国家映画センター(国家電影中心)が初めて自主修復したドキュメンタリー映画「上山」のプレミア上映会が28日、台北市内で開かれた。同作からは1966年の台湾社会の姿を垣間見ることができる。

同センターは2013年から映画の修復計画を開始。国内外の専門チームと協力し、これまで「侠女」など20本余りの台湾映画の名作をよみがえらせてきた。今年7月には、修復設備を整えた「デジタル修復実験室」を設置。今回の自主修復は同センターにとって、デジタル修復における重要なマイルストーンとなった。同センターの陳斌全執行長によると、修復には年間2500万台湾元(約9300万円)が投じられており、今年は7本が当時の輝きを取り戻す予定。

陳氏はかつてキン・フー(胡金銓)監督の「山中伝奇」をイタリアに修復に出した際に、作品中の赤色を真っ赤に仕上げられたエピソードを紹介。作品が台湾に戻ってきてから何度も校正し、本来の色に近づけたと明かし、西洋人と東洋人のイメージの相違によって起こる修復上の難しさを語った。「上山」の修復では、修復員が実際に撮影場所となった山を登り、当時の感覚を体験したという。

「上山」はチェン・ヤオチー(陳耀圻)監督の作品。プロパガンダ映画が多かった1960年代に、同作はレンズを市民に向け、当時の若者の自由に対する憧れを写し出した。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)


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